本紹介2【英語の基礎として】

今日紹介する本は，マーク・ピーターソン著「日本人の英語」

日本人の英語 著者：マーク・ピーターセン 価格：735円（税込、送料込） 楽天ブックスで詳細を見る

20の章からなり，あとがきまで含めて全196pです．

初版は1988年なのでだいぶ古い本ですが未だに売れ続けているようです．
そして売れているだけあって，確かにわかりやすい有用な内容が書かれています．
個人的に特筆すべきは55pまでにされている冠詞の説明でしょうか．

theとaあるいは複数形の使い分けに関して取り扱っています．
「なぜthe U.S.A.にはtheがついて，Canadaにはつかないのか?」
「a chickenとchickenの使い分けはどのように行うのか?」
こういった疑問に関して，英語の論理を使い具体的に解説しています．


56p以降では「時間経過を線で表した上での時制の説明」や「副詞をイメージで捉える方法」等が書かれています．
ただし，具体的に探したわけではないので不確実ですが，この辺りに関しては同様の内容を取り扱っている本はこれ以外にもあるだろうとは思います．
カラーなどを使ってより分かりやすく説明してある参考書等も存在していると思います．
ですので，この部分についてはそこまで推しはしません．

冠詞の説明に関しても最近の同様の説明をしている本があるかもしれません．
しかし，700円程度で同等の説明をしている本は稀なのではないかと思います．
参考書は平気で2~3000円したりしますから，コストパフォーマンスとしてはかなり秀逸な本だと思います．
正直冠詞の説明のところだけを読むために買っても損は無いと思います．

英語に関して中級以上の力があるという人でなければ，読んでみることをお勧めします．
学校で一通り学んだものの完全に理解しないまま社会人になった，というような方には特に．
「英語の論理」というものの一端がつかめると思います．

mixiチェック

シェア