イーグルス雑感['13.11/1]【“短期決戦に弱い星野監督”】
今日もつらつらと.
則本投手がリリーフ登板.
展開によっては登板は有り得るとは思っていましたが,思いのほか長く投げましたね.
10回の先頭打者としての打席時など,DH無しが故に交代する機会もありましたが,そこは星野監督.
則本投手と心中する覚悟だったのでしょう.
思ったのは,よく星野監督が“短期決戦に弱い”と言われることについて.
99年の関川選手やオリンピックでの岩瀬投手などの印象が強いですが,シーズン中などを通して,「コイツに任せた!」という選手がいると短期決戦ではその選手を偏重する傾向があるように感じていました.
数号前の週ベでは,同じく複数球団でリーグ優勝を達成しながら遂に日本一になれなかった西本監督の日本シリーズでの采配が触れられていました.
曰く,短期決戦だと落ち着きが無くなり怖さが無くなる,とのこと.
境遇は星野監督と似ていますが,むしろ短期決戦では選手の見切りをしなくなるということなので傾向としては正反対と言えるでしょう.
翻って,今季のイーグルス.
遂に日本一に王手をかけました.
“短期決戦に弱い”と言われる星野監督が,過去のシリーズなどとは違い選手を見切るようになったのか?
そのようには見えず,むしろ「コイツに任せた!」という采配は増えているように感じます.
特に,田中・則本投手ら,そしてクリンナップには全幅の信頼を寄せています.
やり方を変えた,というよりは,今までと同じやり方に選手が応えてくれた,というところなのかなと思います.
自身初の日本一まであと一歩となった星野監督.
杜の都の空に77番は舞うことはできるでしょうか.