誤審後の対応:インプレーでの判定を一度覆し,にもかかわらず二度は覆さない審判
昨日記事を書いた時点では文字情報しか見てなかったので,改めて映像を振り返ったのですがひどいですね.
基本的には,「誤審も含めて野球」というスタンスであり,誤審を強く論うようなことはしません.
おそらく記憶している限り,過去記事でも誤審を取り上げたことはないと思います.
それに関連する形ですが,基本的にインプレー中の判断が最優先されるという考えです.
インプレー中の判定を簡単に覆してしていたりすれば,局所的な正確性は増すでしょう.
ですがこの場合,
一度インプレーを止め,再判定し,判定通りであればどうなっていたかを審判員が判断し,それにしたがってその旨を説明し,再開する,
という過程を経ることになります.
こうなると,そしてこれが頻発するようになると,ただでさえ進行の遅い場合があるプロ野球がさらにスムーズでなくなる可能性があるなどの理由があります.
(当然のことながら,それでお金をもらっているプロである以上,一定のレベルでなければその力量不足は批判されてしかるべきです.また,HRなどインプレーではなくなりかつ影響が大きいものに関してはビデオ判定などを取り入れる,などといった野球の魅力を高める動きはあるべきだとは思います.未熟な審判や稚拙な判定自体を擁護する意思や意図はありません)
ですから今回の誤審も,
「最初の投球時点でデッドボールと判定したが,リプレーを見ていると実はそうではなかった」
というのであれば,判定技術の低さに辟易はするものの,抗議を受け入れないことに関してはわざわざこのブログに書くまではしなかったと思います.
しかしながら今回の場合,最初はファールと判定したものを原監督の抗議によってデッドボールとして一度は判定を覆し,その後の栗山監督からの強い抗議には頑なに応えようとしていません.
最初に書いた通り,プロの審判であり一番近いところで見ている以上その判定に自信を持つこと自体は構わないと思います.(もちろんその自信に見合うだけの技量は必要です)
ただ今回の件はこのような判定への自信すら持てていないはずです.
なぜなら一番近いところで見たその瞬間にはファールの判定を下したのですから.
栗山監督の抗議は,バントなどのジェスチャーも交えた長いものになりました.
一番近いところで見たはずの自身の判定を,ベンチから見ていた原監督の講義により覆してしまった柳田審判員.
彼は一体何に依ることによって,栗山監督の抗議を聞き,そしてそれに応えないことができたのでしょうか.
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