飯尾の駄文日記

広島東洋カープ 時々 東北楽天ゴールデンイーグルス ところにより一時 中国生活

順位予想を振り返る 【2012セ・リーグ編(S・C・B)】

昨日に引き続き順位予想の振り返りを. 今日はセのBクラス予想のチームについてです. 開幕前の予想はこちら. 【カープ順位予想2012】 (3:セ各チーム戦力評,前編) 【カープ順位予想2012】 (4:セ各チーム戦力評,後編)東京ヤクルトスワローズ】 ---------------------------------------- 正直言って昨季の状態から見れば怪我人の数の多さなどマイナス要因ばかりで,ベイスターズを除けば戦力的には一番低下しているかもしれません. ただ昨季も,あるいはそれ以前も戦力は不足しているとしか言えない状況でやりくりをしてきたのも見逃せないところ. 投手運用や野手起用の攻守バランスなどに見える小川監督の手腕は,落合監督 (森コーチ) がいなくなった今,リーグ内でもトップと言えるかもしれません. 純粋な戦力的には5位が妥当かと思いますが,この選手起用によってもう少し上位に入る可能性もあると思います. 結局は統一球の影響次第ですが,まだそれなりの影響が続くようであれば,投手陣をやりくりして上がり目を探っていればジャイアンツ以外の球団がこけて,上位にも入りうるかもしれません. ---------------------------------------- 一言で言ってしまうと,分析不能というのが正直なところです. 両外国人野手を中心としたリーグ2位の得点力,首脳陣による投手陣のやりくり,などもあるのですが, それでも流石に今季の怪我人続出の状況からの9月の勝ちっぷりは予想の外でした. 投手起用に関しては,印象としては“とりあえず押本投手”という感じでした. ワンポイントも交えつつ,可能であれば抑えたい~セットアッパー,という場面には押本投手という感じですかね. 印象論なので,「データ的にはそうじゃないよ」という意見があれば教えて頂けると幸いです. しかし,もう長期にわたってですが,外国人選手の獲得~起用が上手いですねぇ. まぁカープも似たようなものですが,今年もミレッジ選手やロマン選手らがいなければアウトでしたでしょうからね. 【広島東洋カープ】 ---------------------------------------- スワローズやドラゴンズの戦力に不安要素が少なくないですから, ・統一球の影響が強いまま, ・現代野球の範囲内の投手起用を行い, ・梵・廣瀬選手らが110試合900回ほど出場でき, ・ニック,松山,岩本選手らのうち1人が15本,もう1人が10本程度残せれば, 3位争いが可能になるかどうかというところかと思います. 現状までのところ,上記条件を満たせるかどうかと言えばかなり怪しいところですから,4位か5位と言う順位が適当でしょうかね. ---------------------------------------- 上記に上げている条件のうち,1つ目と2つ目が満たされ, 廣瀬選手は102試合出場で梵選手は137試合出場, ニック+エルドレッド選手で20本塁打,堂林選手が14本 (岩本選手は6・7月のみで6本), という結果でした. 栗原・東出・石原選手らの長期離脱があった上で,3位争いに敗れて4位ということですから, やや予想以上というところです. ただ,何にしても,現代野球の範囲内の投手起用を行ってくれたことはとっても大きな嬉しい誤算でした. 何年か前の記事で,下手をすれば5年を超えるスパンで投壊状態が続くのではないかと危惧しているという旨を書いた記憶がありますが,統一球ということもあり,そこまで壊滅的になる前に問題が多少は解消された印象です. あと,今季に関して言えば,三塁手に堂林選手を一応固定できたのはプラスだと思います. 勿論,今のままの守備では使い難いですから,せめて中の下くらいのレベルまで守備が上達する,あるいは試合展開に応じて積極的に守備固めをするという対症療法は必要だと思いますが,打撃の優先度が高い三塁手に守備の人を置いておくような余裕はカープにないですからね. (過去を見ても三塁手に守備の人を置けているのは,守備優先のポジションに打撃も優れた選手がいることが必要です.例:遊撃手に石井選手,二塁手にローズ選手がいた90年代後半のベイスターズの進藤選手など) 【横浜DeNAベイスターズ】 ---------------------------------------- 野手の柱が抜けて得点力もマイナスでしょうし,何より投手陣の層の薄さが厳しいところです. 伝え聞く限り,デニー投手コーチは普通以上の投手起用をしそうなので,やがて投手力は改善されるでしょうが,流石に一年以内と言うのは難しいところでしょう. (これが投壊の恐ろしいところですね) カープが従来の投手起用を繰り返していれば数年以内に投手力ではこされる可能性は高いでしょうが,今季中にはそれは反映されないだろうと予測します. ---------------------------------------- 野手成績に関しては昨季から大きな変化がなく,盗塁・四球の増加と三振の減少が見られるくらいです. 投手成績も目に見えた変化はありません. そういう意味では良くも悪くも予想通りの成績でした. 因みに投手起用の人数をデータとして見ると,昨季との比較は以下の通りです. 2011年:18人の投手が先発登板し,うち8人は救援登板もしています. 救援登板経験者は19人で5試合以上の救援登板はした投手は15人です. 2012年:先発登板した投手は14人で,そのうち5人が救援登板もしています (ただしそのうち2人は1試合のみの救援登板). 20人が救援登板をし,救援登板が5試合以上の投手は14人です. これをどう評価するかは議論を呼ぶところだと思いますが,個人的には昨季に比べて先発投手のローテが固定できていると捉えます. この登板をしていない二軍にいる投手らの現状が来季以降の変化の鍵を握っているかもしれませんね. 明日以降はパ・リーグについて書いていきたいと思います. にほんブログ村 野球ブログへにほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへにほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 野球 ブログランキング広島東洋カープ東北楽天ゴールデンイーグルス