【順位予想2012】常識を超える
ここ数日カープ含むセ・リーグの順位予想を書いてきましたが,それに対する補足になります.
【カープ順位予想2012】 (1:投手陣)
【カープ順位予想2012】 (2:野手陣)
【カープ順位予想2012】 (3:セ各チーム戦力評,前編)
【カープ順位予想2012】 (4:セ各チーム戦力評,後編)
上記記事ではカープの予想順位を5位にしていますし,次記事で細かく書きますがイーグルスも今のところBクラス予想です.
もちろん勝負事である以上,これを覆すようなことは起こりえますし,両チームのファンの身としては自身の予想が外れることを祈っています.
というよりはそれを期待しているからこそ,プロ野球を見ているのです.
ただ予測通り動くものを見たいのであれば,野球ゲームがあれば事足ります.
(マネーボールの感想【ネタばれ有り】)に書いたことの再掲載ですが,
野球は多くのデータで示されるスポーツであり,いろいろなデータを弄りながら観られることが野球の面白さの一つだと思っています.
しかし一方で,データが通用しないそれを覆すようなことも起きます.
これはこの先もずっと永遠にそうであるかもしれないし,いずれは解消されるのかもしれませんし,あるいは既にそれを解明している人がいるのかもしれません.
データで成績を示せるような気がする反面,それでは表現できないような点もあり,この境界を探るのが野球の大きな魅力だと思っています.
と言うのが自分の考えです.
いわば自分の中の“常識”を覆すものを見てみたいのです.
自分はこれまで,救援投手の起用に関して,セットアッパーとクローザーを3人揃えて1イニングずつ投げ分けるJFK方式が最良だと考えていました.
そんな中,昨季のドラゴンズは,浅尾投手を1回~1回2/3を投げ分けさせながら勝負所で使い分けると言う起用を行い,そして結果を残しました.
投手コーチの手腕があれば優秀な中継ぎ1人の力をここまで勝利に反映させることができるのか,という強い衝撃を受けたことを記憶しています.
これは言ってみれば,自分の中の常識を超えるものを与えてくれた,ということです.
翻ってカープ.
少なくともここ2年の間,自分の目には,“現代野球の常識”以前のレベルの,“カープ野球の常識”に従った起用を繰り返し選手を使い潰している,としか映っていません.
およそ一年前にも同じことを書きましたが (2010年のカープ雑感(中)【常識と頭の固さ】),昨季もやはり自分の“常識”を壊すようなものは見せてくれませんでした.
今季も同じようなことになってしまうのか,あるいはそうはならないのか.
せめて,「なるほど,流石プロだ」と思わせてくれるような起用を見せて頂きたいと願っています.
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