カープ雑感['12.08/29-2]【対S戦2戦目，継投に疑問符】

2戦目は1-5で敗戦．まぁ先発野村投手が打たれたのは責められないでしょう． 20先発中3失点(3自責点)以上だったのはこれで5試合． 5イニング以下で降板したのも今回含めてわずか3回ですからね．新人という冠を外しても尋常ではない安定感でしたから．野手陣は，塁には出るものの，チャンスは作るものの，という攻撃でした．危機感を覚えたのは，継投がどうにも無計画になってきてはいないか?ということ．本当は昨日の試合も，帰国するミコライオ投手に8～9回の2イニングを投げさせればよいと思っていたのですが，そこに横山投手を挿んできました． 2イニングはなるべく避けているのかと思っていたら今日の試合ではサファテ投手を2イニング．これで横山投手は2連投にサファテ投手は2イニング登板．その上8回裏にはなぜか江草投手と中崎投手両方を起用．明日の投手起用の選択の幅を狭めてしまったように感じます．単純に今日の試合だけを切り取ってみても，サファテ投手の2イニング目の時点で勝負をかけたのだと思いますが，もしそこで逆転できていれば，今村投手を2イニング投げさせるつもりだったのでしょうか．思い出したのはほぼ一年前のドラゴンズ戦 (→カープ雑感[10/4]参照)．この試合では，ドラゴンズは1点リードされた時点で先発の山井投手から，敗戦処理の久本投手にスイッチし，2イニングを投げます．その後逆転した後は一転して勝ちパターンの投手を惜しみなく使い，確実に勝利を手にしています．これに対してカープはビハインドから勝ちパターンの投手をつぎ込んでしまっています．これまでのところ，昨年に比べれば大きく改善された投手起用が行われているように見えました．しかしここまで我慢してきた投手起用が，ここにきて我慢しきれなくなってきているように感じます試合前の記事でも書いたように，9月にはG-D-Sと続く九連戦があります．そこで使える駒のことは心に留めておかなければならないでしょう．