得点力のはなし11
【責任論】
選手や首脳陣の評価をする際に結論ありきでその責任についての評価をすることの危うさを感じています.
前々記事の最後に,栗原選手について触れましたが,昨季の例で言えば低調な得点力のチーム内にあって,良く検討していた栗原選手に批判が集まっていました.
個人的に感じることですが,仮に (前記事で書いた通り個人的にはかなり懐疑的ですが)「栗原選手が大事なところが打てないから他の選手が打てなかった」という論が正しかったとして,
“自分の成績自体は残すものの他の選手を打たせることができない選手”の方が“主力選手が打ってくれない限り自分の成績すら満足なものにならない選手”よりも責任が大きいとはとても思えません.
コーチ対選手の場合も同様で,以前に書いたように,“力が無くて主力に指導ができないコーチ”よりも“コーチが悪いから打てない主力選手”の方が,責任が少ないというのはどうにも違和感を覚えます.
ということで,チームの得点力不足というものをあえて責任論で述べるのであれば,
主力選手の不調は基本的にその主力選手の責任,
もし打撃コーチが主力選手に何らかの調整方を半強制的に強いていたのであれば,打撃コーチの責任,
主力選手は打ったにもかかわらず,主力以外の選手の成績が例年に比べてあまりにも打撃成績が向上してこないようであれば打撃コーチの責任が半分くらい,
同一のタイプの選手ばかりでチームとして多様性を築けないのであればそもそもの編成の責任,
といったところでしょうか.
一応の暫定的な基準です.
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