飯尾の駄文日記

広島東洋カープ 時々 東北楽天ゴールデンイーグルス ところにより一時 中国生活

琢朗さん!!!!

内川選手の獲得ならず…で,なんだか今年の補強はもう終わり,という雰囲気が流れている (というか球団が流そうとしている?) かと思っていました.
中国新聞のweb版のカープQ&A 外国人選手リサーチでも要するに「今年の外国人選手は今までとは違うよ!」という記事を流していましたし.

こんな穿った見方をするくらいすっかり球団不信だったのですが…,
石井琢朗選手のブログ,超琢朗主義の変わらなきゃ(12月02日)で以下のようなことを書いておられました.

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僕自身、2年前にカープに救いの手を差し延べてもらって
そのカープにいる今、そのカープで戦ってる以上
やっぱり、強くありたいと思うんです。
どうにか、強くならんかなと思うんですよ。
だから、今回のウッチーの件に関してもすごく期待していたし
もちろん、チームにしたって来年の構想も考えていたと思いますよ。
じゃあ、今の戦力では無理なのか?と言われれば
そうでもないと思いますけど。
若い選手とかも力をつけてきていると思いますし
育成という部分はしっかりできてるんじゃないですかね。

ただ、問題はここなんですよね。

今のカープに必要なもの。

それは「育成」なのか、「勝つ」ことなのか。

「育てながら勝つ」ということが、一番ベストなんでしょうけど
そこが、今の戦力では?ということなんです。

「育成」ばかりにこだわっていたら「勝ち」がおろそかになるし
「勝ち」にこだわってばかりいると「育成」が遅れる。
その辺は、どこのチームも頭を悩ませるところだと思うんでしょうけど。

どうせ、変わるなら両方を追い求めたいじゃないですか。

そのためにも、「育成」いう底上げはもちろん
補強という新しい血の注入はどんどんすべきだと思います。

せっかく、乗りかけた船・・・というか、造り変えようとした船です。
しっかりした、形にしたいじゃないですか。

確かに、鯉の初恋は夢と散りましたが
これで凹むことなく、次行きましょう。

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いや,驚きました…!
少なくとも一部の球団関係者は目を背けている (ように見える) 部分を,かなり本質的に指摘した文に見えます.
一選手が書くにはよほどの勇気がいるのではないでしょうか.


FA補強に手を出したことなどから,今年のカープが変わろうとしているなんて内容のニュースや意見などは偶にみましたけれど,個人的には懐疑的でした.
どうしてもポーズに見えてしまったので.

しかし,石井選手がこのような記事を書いてくれたおかげで,
球団が本当に変わったのかどうかは,これからの行動によって判断できるかもしれませんね.


正直この指摘は,良薬口に苦し,忠言耳に逆らう,の言葉通り,
一部の球団関係者には耳が痛い内容だと思います.
もし変わる気がなければ,耳に痛いことを言う石井選手は遠ざけられることになるでしょうね.

しかし,忠言は耳に逆らいて行いに利あり,です.
本当に変わろう,変えようという気があるのならば,この指摘に向き合うはずです.
球団の本気に期待したいと思います.