イーグルス雑感['13.07/10-1]【マー君12連勝,低反発球の影響?】
田中投手が完封で開幕12連勝.
ここまできたら是非とも開幕連勝記録を更新してほしいですね.
(そして自分の9月の観戦日に新記録をと一瞬思いましたが,更新するとしても明らかにその前になりますね,残念)
それにしても圧倒的な安定感で,そのまま低反発球を使っているかのような成績です.
2009年から今季までの防御率とWHIPは次の通りです.
年度 防御率 WHIP
'09 2.33 1.12
'10 2.50 1.23
'11 1.27 0.87
'12 1.87 1.14
'13 1.24 0.97
今季はまだ半季を残してはいるものの,現在までの成績は低反発球が使用された11年と同水準です.
これを見ていて思ったのが,低反発球を使用することによりコツをつかんだと言ったことはあり得るのかということです.
野球に限らず一般的なスポーツの練習というのは基礎練習(反復練習)と実戦練習に大別されます.
実戦練習をさらに細分すると,実際の試合と完全に同一の条件下でやるものに加え,負荷条件を変えて行うものがあります.
野球で言えば,芯で捉える感覚を養うために高校で木製バットを使用して練習試合をする,といった高負荷練習などがあります.
低反発球の使用というのは,野手にとっては高負荷であり投手に対しては低負荷であると言えるでしょう.
上記の木製バットの使用とは逆の感覚になりますが,飛ばないボールを使用しているうちに掴んだ感覚が今季の好成績に繋がっている可能性はないのかなと.
低反発球を使用しているうちに芯を外す感覚を掴む→ボールが変更しても感覚を掴んだまま好成績を残せた,といったような論理ですね.
実際に奪三振率はここ3年で大きく減少しています.
何時何処のチームだったかは失念してしまいましたが,キャンプで長打の間隔を掴むために飛ぶボールを使ったというような報道があった記憶があります.
その際は実戦と違っては意味がないだろうと思ったのですが,もしかしたら使い方によっては有効にできるのかもしれないですね.
もちろん田中選手の素質と練習がここ数年ではずば抜けていて,ただ順調に成長しているだけというとも考えられます.
(この場合,仮に今季も低反発球を使用していれば1点台を切っていたが,ボールの変更があったために見掛け上11年度と同水準に見えているだけ)
現役選手であるが故に全てを公開できるわけではないでしょうが,将来的でも構わないので田中選手自身の考える今季の成績の要因を聞いてみたいですね.
にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村
野球 ブログランキング広島東洋カープ東北楽天ゴールデンイーグルス