新人投手の先発起用 (カープ野村投手を例にして)
|ω・`)チラ
1月近くなにも書いていなかったけれどこっそりと更新.
イヤホントニスミマセン.
前にも中国メモで書いた気がしますが,実は中国ではこの時期は大学の卒業時期.
それに合わせて新入社員の企業研修やら寮などの手続き等々いろいろありまして会社的にもプチ忙しい時期なのです.
入社自体は9月からなので,その時期はもっと忙しくなりますけどね.
まぁぼちぼち落ち着いてきたのですこしずつ更新するようにします (多分).
明日のベイスターズ戦で,野村投手が先発登板するようです.
【広島】野村1日先発「やるだけ」
13日以来のおよそ半月ぶりの登板です.
まぁ明日の結果次第というところもあるのですが,この件で改めて考えたのが新人投手の起用について.
最初に断わっておくと,自分はNPBでは中6日の登板間隔が最適であるという考えをもっています.
(先発起用について言及した過去記事:NPBとMLBの先発投手の『登板間隔』;曜日を意識した先発投手起用【まえけん中5日・福井中7日は意図があるのか?】)
その上で,新人投手の先発起用を考えると,当然個々人の差がありますが,80球程度を目処に交代していくのが最適かなと考えていました.
個人的な理想は,2008年や2009年頃の前田投手や齊藤・篠田投手らのような起用方によるステップアップですね.
プロセスとしては,
疲労がたまらないように起用しつつ打たれたとしても不足している部分が十分に自覚できる→二軍などでその部分を自覚的に修正→再び一軍で登板し技術力不足で打たれれば再び二軍で修正or一軍でも活躍,
というような形ですね.
最悪なのは,疲労で打たれているのか技術力不足で打たれているかわからない状態になることです.
このあたりは,以前にレッドルさんが書いていたと思いますが (中国からだと確認できません…),全面的に賛同します.
こういう時に,「とりあえず一軍にいたことが経験になるから~」みたいなことを言う人もいますが,そんなものが当てにならないことは今年の福井投手をみれば明らかでしょう.
こういう“経験”は必ずしもプラスになるとは限らず,二軍での修正期間を奪うことにもなりえますし,下手をすれば精神的にダメージを与えるだけになりかねません.
とまぁこんなことを考えていたところ,野村投手が入団しました.
同投手は春先から一時はリーグトップレベルの防御率+QS率100%という,非常に安定した投球を続けていました.
各月の試合ごとの投球数は以下の通りです.
4月:93,114,108,108
5月:108,117,110,118,117
6月:97,61
(5/19~6/6までは中5日)
圧倒的な安定感を持っていたが故でしょうが,徐々に投球数が上昇しています.
個人的には,新人投手である以上夏場以降の疲労の影響を危惧しており,また上記の考えに基づいてもう少し投球数を抑えた起用方が望ましいという考えを持っていました.
その一方で,ここまでの安定感を誇った選手は普通のローテ投手でもそうはいませんから,もしかしたらこのままいけるのかな?という淡い期待も持っていました.
昨季まであれば投手コーチを全く信用していませんでしたから,後者の考えは浮かばなかったでしょうが,今季は投手起用もだいぶマシになっていましたからね.
野村投手が8回で降板した試合で,「完投させるべきだった」という意見なんかは幾つかのブログで見ましたけれど,そういう試合でも無理はさせていませんでしたし,昨季に比べれば投手に疲労に気を配っていると感じていました.
(個人的には中5日には強く反対しますが)
ただ逆に言えば,それほどの安定感を持つ新人投手が,一応は疲労に気を配りつつ起用されたにもかかわらず,身体不良になってしまったということなのですよね.
これを受けて,今のところは「新人投手は,よほど安定感があるように見えても,シーズンを見据えて早めに降板させていった方が良い」という考えでいます.
まぁ明日やそれ以降の野村投手の調子・結果次第でもありますので,その辺りの指針になることも含めて野村投手の投球に注目したいと思います.
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