飯尾の駄文日記

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カープ雑感['12.04/27]【貧打線の特効薬はどこ?】

タイガース三連戦での総得点が1点. むしろよく1勝できたなというのが正直な感想です. 貧打自体は直接的には低反発球が問題なのでしょうけれど,それ以外にカープの構造的な問題について. ※以下かぷ吉さんのところに書いたことをもう少し詳しく書いています.要旨は同じです. 最近の貧打線について打順の組み替えや選手の入れ替え自体を望むファンの意見は良く目にするものの,そこで出てくる名前は赤松選手や天谷選手などどちらかというと機動力に長けた選手達です 前々から書いているように個人的には機動力野球というものを信用していませんのでこれ自体には賛同しかねるのですが, (なお,機動力についての過去記事はこちらなど→送りバントの話最後の幸運と最後のチャンス得点力のはなし4得点力のはなし14) 本当に問題なのは私自身も「機動力を信用していないから代わりに長打力に優れた○○を上げた方が良い」とは言えないところです. タイトルに書きましたけど,貧打への特効薬があるかと問われれば,無いと答えざるを得ません. 岩本選手こそ26歳ですが,特に30歳前後に打撃が期待されるような選手がほとんどいない. 逆に上で挙げられている天谷選手や赤松選手がいなかったとしても,代走目的などであれば松本高明選手や迎選手もいますし,そもそも既に東出・梵・木村・中東選手らといった機動力自体はある程度もった選手達が一軍に登録されています. 「一軍で長打の期待される選手 (ニック・栗原選手ら) が不調あるいは離脱」という状況にもかかわらず,「昇格候補として名前が挙がるのが,既に一軍にすら同タイプの選手が多い機動力タイプ」という状態なのですよね. まぁ長打力のある選手を大量に確保するのは人材や資金といったリソース面から難しいですから,機動力・守備タイプの選手の数が相対的に多くなるのは多少は已むを得ない面があるとは思います. とはいえ,やはり現状にはアンバランスさを感じざるを得ません. これも過去に書いてきたことですが (得点力2010年 ドラフト会議),機動力野球の旗の下で特定のタイプの選手ばかりを獲得してきたことや投手不足により投手偏重の補強をせざるを得なかった構造的問題が大きいのだろうと思います. 野村監督自身就任時に機動力野球を掲げてはいましたが,過去の起用法から見て長打力の重要性も認識しているようです. ですから,おそらくは長打力のある選手を外して機動力野球全開で試合の臨むという可能性は低いだろうと見ています. 怖いのは仮にその結果下位に沈んだ場合,「投手力の安定していた2012年は機動力野球をしていればもっと上位に行けていた」という空気が醸成されてしまうことです. 最後の幸運と最後のチャンスにも書きましたが,この貧打という結果を受けて,もっと打てる選手を!という方向になることを望んでいます. それは貧打への特効薬ではありませんが,長い目で見れば薬になると思います. にほんブログ村 野球ブログへにほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへにほんブログ村 野球ブログ 東北楽天ゴールデンイーグルスへ にほんブログ村 にほんブログ村 にほんブログ村 野球 ブログランキング広島東洋カープ東北楽天ゴールデンイーグルス