飯尾の駄文日記

広島東洋カープ 時々 東北楽天ゴールデンイーグルス ところにより一時 中国生活

カープ雑感[9/27]

4-5の敗戦.

6回までは先発が粘って4番がHR打って…,と勝ちゲームの流れでしたが,結果的にみれば,後半戦では中継ぎの要となった今村投手,そして今季抜群の安定感を誇ったサファテ投手が打たれての敗戦になりました.

投手の疲労について指摘した自分としてはやはりこれは疲労によるものと言いたいところですが,この手の因果関係の確定は極めて難しいので確定はせずに,その疑いが濃厚になった,というところに留めておきます.

しかし,仮に今村投手の調子の下降が疲労の蓄積に因るものでは無いとしても,春先のあるいは点差がある試合などの他の投手を試せるタイミングでそれをせずに確かめていないから,例えば今村投手を起用せずに他の投手を使うといったことができないのです.
そういう意味では今日の試合こそ自分の基準では今季最初の明瞭な「采配に因る負け」だと思います.

長期展望の無い功を焦った投手起用は,後になればなるほど出す手がなくなって苦しくなります.
先手を取っているようで,その実,後手に回らざるを得なくなるのです.


何度でも言います.
仮に酷使が原因でなくても年間を通して一軍にいた経験のない今村投手が調子を崩す可能性は大いにありました.
特にここ10年余りのカープ,いえ,プロ野球の歴史をみれば,それは極めて容易に予測できることです.
高卒2年目の投手を多少の無理使いをしても (実際は多少どころでは無いですが…),シーズン終盤まで持つと考えていたのならあまりにも見通しが甘すぎます.
精神力や根性,努力でそれをどうにかできる,故障しないかもしれない,と考えていたなら,それこそが過去のデータから先のことを考えるという努力を怠った発想でしょう.
あるいは,眼前の試合を勝つためというよりは安心したいがために大量リードでも,または批判を恐れるために接戦ビハインドでも,セットアッパーとされる投手の起用を続ける,これは実に根性の足りない,批判を受け止める精神力の無い采配ではないでしょうか.


何度でも言います.
今までの敗戦にも監督やコーチの責任が全くないとは思いませんでしたが,特に打てないことに関してはカープという球団体質の構造そのものが大きな原因の1つだと考えていました.
しかしながら今日の敗戦は,そしてこれから中継ぎが打たれて負ける試合があれば,これらは全て首脳陣の采配に因る負けである,自分はそう思います.

にほんブログ村 野球ブログへ
にほんブログ村
にほんブログ村 野球ブログ 広島東洋カープへ
にほんブログ村