飯尾の駄文日記

広島東洋カープ 時々 東北楽天ゴールデンイーグルス ところにより一時 中国生活

カープ雑感[8/2]

今日は2-0で勝利.
復帰した廣瀬選手が先制タイムリーを放つなどその健在ぶりを示し,
新加入のバーデン選手も,もちろんまだ評価するには尚早ですが,とりあえず初ヒットを放ちました.
先発の前田投手は今季初完封を達成し,これでチームは3位に浮上しAクラスになりました.

…とこれだけ書くと良いことばかりの試合だったように見えるのですが,その前田投手は中4日で124球を投げています.[※中5日の間違いでした(8/3追記)]
正直勝った喜びよりも前田投手に対する負担への心配の方が先に立ってしまいます.
前の試合が86球しか投げていないのがまだ救いですが….

性質が悪いのが,こういった完封や完投などに過分な価値を見いだされてしまうことです.
「この完封(完投)で○○選手が波に乗っていける」と言った意見ですね.
しかし自分としてはこの意見には与しません.
例えば今季の篠田投手は4/20に初完封をしており,その後,次登板の28日こそ7回1失点で抑えたものの5/4は6回4失点で5/12は2回9失点と打ち込まれています.
昨年の青木投手も初完封後に打ち込まれることが増えました.
これらに限らず初完封後に劇的に成績が向上したという例を自分は知りません.
(希少な例があるからと言って肯定する理由にはなりえないのですが)

もちろん初完封などが選手に好影響を与える可能性は否定しませんが,あくまで「そういう可能性ある」に留めておかなければならないと思います.

一ファンとしては完投や完封に価値を見ますし,“これぞ先発”という感覚は持ちます.
黒田投手の完投とかは大好きでしたし,過去にそういう試合を生でみた時はとても嬉しかったことを記憶しています.
しかしながら,首脳陣がそれと同じ目線で,「選手の調子が良かったから」とか「選手がいけると言ったから」といった理由で負担がかかるようにしてはいけないと思います.
選手の負担を考えながらマネージメントすることこそが監督・コーチの大きな仕事の一つなのですから.
少なくとも自分はそう思います.

本当に何度も書いていることですが,ここ2週間ほど安定している先発陣がもし試合を作れないようなことになれば….
それが投手崩壊の始まりです.

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