【違反球隠蔽問題】“今年のボールは飛ぶ”ではなく“昨年のボールは飛ばなかった”
ネット上の情報を見ている限りでは,「今年は飛ぶボールを使っている」というような表現をしている場合を多く目にします.
NPBの公表に従えば,昨年までの検査で反発力が基準よりも低い球が目立ったため,基準値に収まるように指示を出したというものです.
“昨年に比べれば”という点を強調すれば「今年は飛ぶボールを使っている」も間違いでは無いですが,正確には
「昨年のボールは飛ばなかった」と言うべきです.
故意か過失かはわかりませんが,“飛ぶ”という点を強調しているような表現が目につきます.
昨日も書いたように,違反球の頻出を確認したのですから,違反では無くなるように対応するのは当然のことです.
もっと言えば,今年のボールですら統一球導入前までの水準までには至っていませんから,ここ数十年のプロ野球の歴史から言えば“飛ばないボール”の範疇にはいるものです.
改めて.
“今年のボールは飛ぶ”ではなく“昨年のボールは飛ばなかった”が正式な表現です.
前者の表現は問題を見誤らせるものであり,少なくとも単独で使用するべきではありません.
日本の新聞やテレビはみられないのですが,どのように表現しているのでしょうか?
正確な表現を徹底してくれることを期待しています.
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