カープ雑感['12.04/19]
16試合を終えて8勝6敗2分.貯金2でドラゴンズ・スワローズと同率2位です.
まだ30試合も終わっていないので,特に現在の成績に対しては悲観も楽観もしていません.
ですが,少なくとも昨季に比べれば投手起用は改善されている印象を受けており,そこは好意的に受け止めています.
昨日の試合で中5日の前田投手を8回で100球前に降板させ,岸本投手を起用したあたりもそうですね.
まぁ,そもそも昨日の試合で前田投手を中5日で使い今日登板の福井投手が中7日になったのには多少の不満がありますが,先週の金曜日に試合がなかった故でしょうしね.
中継ぎに関しても今のところ問題無しですね.
連投があったのは,今村投手の3/31-4/1の2連投,岸本投手の4/10-11の2連投,ミコライオ投手の4/3-5の3連投のみ.
うち今村投手と岸本投手の2連投については最初の試合が大量点差で負けていた試合で中継ぎを使わざるを得ない展開であったためですから避け難い面もあっただろうと思います.
ミコライオ投手の3連投の内訳は,2点リードで1イニング・同点で1/3・1点リードで1イニングと言う状態でしたからこちらもやむを得ないでしょう.
また特筆すべきこととして,役割分担を意識している可能性が高いということがあります.
今のところ中継ぎで投げた選手のうち複数イニングを投げたのは,3/31と4/10の中崎投手,4/1と4/12のサファテ投手,4/4の岸本投手,4/10の篠田投手,4/11と4/14の中村投手,4/15の今村投手のみです.
このうち,先発として育てるつもりであろう中村投手・中崎投手は,スイングマンのような立ち位置なのだろうと推察します.
篠田投手は,試合編成上先発登板がないため中継ぎ待機して,大竹投手の降板後3イニングを投げたのですからこちらもある意味予定通りの起用でしょう.
(もちろん危険球退場は想定していなかったでしょうが,大竹投手が早めにKOされた場合などに備えていたのだろうと思います)
今村投手に関しては,前日登板無しで翌日も移動日でしたし,その前の試合で大敗して中継ぎを起用していた分その他の中継ぎ投手に負担が行きやすいところで,登板前時点で防御率が7点を超えていた今村投手が起用されることはやはり責められる起用だとは思えません.
サファテ投手の2イニング登板に関しては,同点の延長戦と言うこともありますし,両試合とも前日登板無しかつ翌日が移動日ですから,選択としては問題がないものだと思います.
これまでに大量点差で負けた試合は幾つかありますが,そういった試合でも極端に偏った中継ぎ投手の起用していない点は評価すべきところだと思います.
要するに,現在までのところ,1) クローザー:サファテ,2) セットアッパー:ミコライオ,3) 準セットアッパー:江草,4) 判断保留中:今村・岸本,5) スイングマン:中崎・中村,といった形で役割分担をしているように見受けられ,更にその上で連投やイニング跨ぎはなるべく避けているように見えるということです.
…ある意味これを評価されるということ自体がおかしいところではありますし (苦笑),おそらくは統一球の影響で投手優位になっているという面も強いのでしょう.
夏場などに投手陣の疲労が蓄積してきて,予期せぬ先発の早期降板が相次いだ時やリリーフ投手がアウトを取れない時に,今と同じように起用の分散ができるかと言えばまだ懐疑的であるというのが正直なところです.
ただ,日程や選手に余裕がある時ですら特定の選手の複数イニング×連投などが恒常的に行われていた一昨季~昨季に比べれば,起用法が大きく改善されたように感じています.
統一球の影響で得失点が大きく減少している現状では,失点を抑えてさえいれば上位に行ける確率は上がっていると感じています.
この起用が上手くできればあるいは…,かもしれません.
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