飯尾の駄文日記

広島東洋カープ 時々 東北楽天ゴールデンイーグルス ところにより一時 中国生活

4割打者は生まれるか? 2020年開幕戦を前に

だいぶ遅れましたが、いよいよプロ野球が開幕しますね!

開幕記念に久方ぶりにブログ更新。

 

今年はいろいろと変則ルール。

大きな点としてはこんなところでしょうか。

(1)各球団120試合ずつ

(2)延長は10回まで。※同点の場合は引き分け

(3)CSはパ・リーグは1位と2位の対戦、セ・リーグは無し

(4)出場選手登録は1球団31名まで

(5)ベンチ入りは26名まで

(6)うち外国人選手は出場選手登録5名まで、ベンチ入り4名まで ※5名登録の場合は、投手と野手の配分に制限有り

 

これに加えて、6連戦が増え、休息日が減ります。

 

試合数減が影響して、記録に関しても大きく影響が出るのは避けられません。

特に積み上げ系の記録は低くなるでしょう。

例えば最多本塁打の最少記録(2リーグ制後)は、セ・リーグでは1957年の佐藤孝夫青田昇と1960年の藤本克己の22本、パ・リーグでは1958年の中西太の23本です。

およそ60年ぶりの最少記録が生まれるかもしれません。

打点や安打、最多勝なども同様ですね。

 

逆に率系の記録は極端に高い選手や低い選手が混じるかもしれません。

個人的に注目しているのは、夢の4割に近づく選手は出てくるのか?ですね。

 

先に挙げたルール変更、特に(1)、(4)、(5)と6連戦が増えることに着目してみます。

 

まずは(1)試合数の減少。

これにより、規定打席数も去年までの443から372に減少。

これまでのNPBで、最も4割を維持したのはクロマティのチーム96試合目まで。

機会の少なさは確立の偏りを強調しますし、打率が高くなる方への偏りを示す選手も出てくると思われます。

 

次に(4)出場選手登録数の拡充と(5)ベンチ入り人数の拡充。

二軍レベルの選手が出てくる確率が上がります。

メジャーリーグでも9月以降に選手枠が拡充されるいわゆるセプテンバー・コールアップが起きると、言い方が悪いですが”打ちやすい”選手が出てくることが増えます。

 

最後に6連戦が増えること。

こちらもおそらく疲労の溜まりやすい投手にはマイナスに、結果的に野手にはプラスに働くでしょう。

 

ということで、野手の一部は高めの打率を示す選手があらわれ、さらにその一部は打率4割に肉薄するのではないかと想像しています。

 

もちろん投手もマイナス面ばかりではなく、試合数の減少などはプラスに働く選手もいるかもしれません。

また、投手は一般的に寒い時期は野手よりもマイナスの影響を受けやすいといわれますから、結果的に3月~5月の試合が無くなったことによりプラスに働くかもしれません。特に東北楽天ゴールデンイーグルス日本ハムファイターズの投手は例年よりも良い成績を残すかもしれません。

 

いずれにしても、いろいろと例年とは状況が違ってくるでしょう。

せっかく開幕したので、そういうところにも注目してみてみたいと思います。